2020/03/16 11:54

子供のころ、母親は買い物に行くとき「買い物かご」を持って行ってたよね。


という話をしていました。
籐の買い物かご。思い出の中の買い物かごには小花を散らした可愛い生地で内袋がついていて、おかげで「お買い物」はお花がいっぱいの楽しいイメージでした。
レジ袋が出てきたのはいつ頃だっただろうかと考えるのですが、はっきりと思い出せません。
出かけたついでに買い物ができるのは便利かもしれませんが、プラスチックごみが問題になっている今、世の中はレジ袋を減らす方向に向かっています。

道具を変えるということは、生活方式を変えるということ。
便利な方向にはすぐに進んでいきますが、逆はよほど楽しくなければ、なかなか進んでいきませんよね。
「買い物に行こう」と思って家からスーパーマーケットに出かけることって、めっきり減っています。ついつい仕事帰りに寄って、あ、エコバッグ持ってない、いいか2円くらいだし。とレジ袋を買っています。
いったん家に帰って「買い物かご」持って買い物に行くのは面倒くさい。でも、買い物かごが可愛くて、「あのかご持って白菜買いたい! ねぎの頭を出してみたい!」というように、買い物かごを持つことが目的になれば、週に2回くらいは家からお買い物に行くんじゃないかなあ。
ご飯のためのお買い物が日常の面倒なことではなくなって、毎日楽しめる「お出かけ」になればいいよね。
リフレッシュする道具が日常にあるって、とても豊かなことだし、週に2回がだんだん増えていくよ、きっと。

ときじく はエコバッグと同時に、自分だけのスペシャルな買い物かごの普及を目指します。
※写真は、ときじく の絵師が作った「買い物かご」です。